ブリーダーの選び方 －パピヨンの場合－
犬本来
の嗅覚を活かして仕事をしている
北海道警察伊達警察署では小型犬ばかりが4頭も嘱託警察犬の試験に合格していることから、現在では大型犬のみではなくて、パピヨンなどの小型犬にも警察犬として活躍する場面が非常に増えています。
嘱託は警察が所有している犬ではなくて、一般公募で集められた犬が相応しいかを確かめるために試験をして、合格した犬のみが選ばれます。
仕事内容は大型犬の様に犯人に襲い掛かると言った体を使う仕事はないのですが、小型犬の小さい体を活かして、震災の際に行方不明者を探したり、犬が本来得意とする嗅覚を活かして、麻薬や犯人の匂いを嗅ぎ分けると言った仕事内容がメインになるでしょう。
一見すると目立たない仕事内容ですが、怪我をするリスクが非常に少ないために、飼い主にとっては良い仕事でしょう。
昔は犯人に襲い掛かることが出来ることが必須条件でしたが、現代では犯人に襲い掛かる危険な仕事よりも犬本来の仕事でもある嗅覚を活かした仕事が出来る犬を求めています。
そのため、全国でパピヨンを含む小型犬が合格するケースが増えているのが現状です。これは、動物保護法が改善されて動物に危険な仕事をさせることが、困難になった時代風景があると言っても良いでしょう。
小型犬ならではの得意分野
警察犬になれる条件としては一切ないのですが、唯一の条件としては警察犬試験に合格することが必須条件となりますが、一般的なイメージでは大型犬が有利と考えられますが、これは犯人に襲い掛かるための犬だけです。
近年ではミニチュアダックスフンドやトイプードルなどといった、小型犬が試験に合格して震災の際にも大活躍をしています。そのため、小型犬を飼っている人も非常に多いパピヨンですが、パピヨンは人懐こいので人間の指示をしっかりと聞くことが出来る犬種なため、現在飼っているパピヨンでも十分に試験に合格する可能性が極めて高いと言えるでしょう。
試験に合格した際には事件に出動する場合には、飼い主と一緒に事件現場に行って活動をしますが、仕事以外の時には普通に飼い主と一緒に過ごすことが出来るため、普通に飼っている犬となんら変わりません。
パピヨンなどの小型犬は震災の際には、小さい体を活かして瓦礫の中に入って行方不明者を探すことが出来るために大型犬では出来ない仕事を得意としています。従って、現在のレスキュー活動は大型犬や人のみでは不可能な状況となっており、小型犬や超小型犬が必要とされる現場が増えてきているのでしょう。